【メモ】2011年版 アドマン式「新入社員、11の心得」



約2年前に書いたアドマン式 新入社員、11の心得。実はこの記事、「アドマン2.0」ブログの中で2番目に読まれた記事で、2年経った今でもこの時期になると多くのヒトに読んで頂いているようでありがたい限り。拙い文章ながら今読み返してもそこまで外れてないかなぁ・・・と。

とはいえ、あれから2年が経ち、それなりに異なる経験をし、それなりに苦労し、それなりに挫折し、それなりに考え、それなりに実行し、それなりに思うところもあるので、改めて整理をしたいなぁ、と思っていたんですが、ちょっとその時間がとれず。そのままおざなりになっていたんですが先日、僕らの部署に新卒が2名、姉妹部署に1名新卒が配属されたので、このタイミングで。

最初にリスクヘッジをしておくと、僕は今の会社以外の会社を経験していないし(だからどの会社でも共通して、とは言い切れない)、きっと来年、再来年になれば(若干は)違うことを考えると思うし、下記に書いたことをジブンが新卒の頃やれた訳でもないし、誰に強要するわけでもありません。あくまで「参考」くらいで捉えて頂ければ。

心得一. 「好き」になろう。

好きになろう。会社を、上司を、同期を、仕事を。「スター社員」と「優秀な社員」を分ける要素の一つに、この「好き」かどうか、があると思う。馴れ合いでもなく、じゃれ合いでもなく、そういう気持ち悪い「好き」じゃなくて、純粋に。「好き」になれば、批判をきちんと受け入れられるし、「愚痴」や「文句」が「改善のタネ」になる。そして、「好き」になると、仕事は楽しくなる。また好かれる最大のコツは、こちらから好きになること。好かれると、チャンスは激増する。

僕は新卒の時、「嫌い」じゃなかったんだけど「好き」でもなく、だから「愚痴」や「文句」を言い(そうすることが「エッジが立っている、尖っている」と勘違いし)、同じような「愚痴」や「文句」を言う人達と仲良くし、だからどんどん好きじゃなくなり、だから実績も出ず、だから認められず、だからさらに「愚痴」や「文句」を言い・・・というスパイラルにハマったことがあった。同じ「頑張る」なら、「好き」でやった方がいい。

心得二. 「ハイストレス」の中に身を置こう。

嫌なこと、を進んで経験しよう。逃げずに怒られよう。「緊張」を毎日経験しよう。多くの人は、好きなコト、やりたいコト、大きなコトをこの長い仕事人生で成し遂げていきたい、と考えると思う。年次を重ね、ちゃんと頑張っていればそういうチャンスは突然やってくる。でもそういう好きなこと、やりたいコト、大きなコトを成し遂げるためには、実は大きなストレスが掛かることが多い。その時に「逃げたい感情」を押し殺して、即行動できるか。それは「ハイストレスな経験」をちゃんと積んできたか、というところが大きく左右する。やりたいコトをやるために、ストレスを味方に。逃げるより、挑む。

最近僕がお会いする「スゴイヒト」ってみんな、「スゴイ苦労話」を持っている。「すごい失敗をしてきた」と言う。しかも若い時に。しかも今、笑いながらそういう話をしてくれる。僕も今、年取ってそういう風に笑いながら「スゴイ苦労話」をするイメージを持って、ハイストレスに今一度どっぷりと浸かろうと思ってる。胃が痛いけど。

心得三. 本を「やろう」

読書には色々なカタチがある。楽しむ読書、人間を広げる読書、自己満足に浸る読書、知的欲求を満たしてくれる読書。でも新卒の時は「やる」読書という読書のカタチを取り入れて欲しい。特にビジネス書なんて、読むこと自体には何の価値もない。1回読んで、はいお終い、なんて精神安定剤くらいにしか使えない。だから「読む」んじゃなくて「やる」。

最近はめっきり「ビジネス書」の類を読まなくなった。歴史とか、哲学とか、社会学とか、そういうのばかり読んでる。でも新卒の時ってスキルにレパートリーも深さもないから、入り口としてビジネス書って役に立つケースが多くある。何冊もやる必要はないから、コレだ!って1冊2冊を徹底的にやる。とても大事だと思う。

心得四. 「メインストリーム」を行こう。

せっかくだから、メインストリームを行こう。王道を、本流を。そう言うと、少しつまらなく聞こえるかも知れない。亜流だって、邪道だって、魅力的な人はたくさんいる。組織はメインストリームだけで構成されているわけでもない。それでも一旦、メインストリームを行こう。ルールを知らなければ、ルールをブレイクすることは出来ない。メインストリームを知らなければ、次のメインストリームも作れない。

僕は「邪道な新卒」の典型だったと思う。先輩社員をバカにし、愚痴を言い、上司に噛み付き、組織批判をし・・・メインストリームを嫌ってた。そんなマジョリティに埋没してどうする、と。でもそれじゃ何もコトを成せない、と気づいた5年目の春。

心得五. 「ジブンログ」をとろう。

毎日記録をつけよう。思考や行動を、紙に書き留めよう。すごく内的なものだから、わざわざ日報やブログに書く必要はない。ジブンだけのデータベースを作って、日々振り返る。そうやって書き留めた「ジブンログ」はGoogleでも検索できないジブンだけの大切なデータになる。

「日報」や「ブログ」に書くと、いいこともある(たくさんある)。でも「見られる」前提だから、どこかアピールが入ったり、主張が入ったりする。それはそれでいい。でもそうじゃなくて、ジブンの気持ちとか思考とか、「生」なログをつける。

心得六. 「いいイメージ」を纏おう。

打算的に聞こえるかも知れない。でも最初に「悪いイメージ」を先輩や上司にもたれると、復帰するのに本当に苦労する。チャンスが減り、そうすると成果が出しにくくなり、また「悪いイメージ」が強化されてしまう。だから早くスタートを切り、ガムシャラにやり、早く実績をだし、「あいつ、できるな」と思ってもらう。意識的にグッドスタートを切ろう。

僕は完全な「バッドスタート」タイプ。復帰は不可能じゃないけど、本当にしんどい。グッドスタートを切った同期は、どんどんチャンスを与えられ、どんどん成果をだし、どんどん出世する。それを横目で見てるのは本当にシンドイよ。

心得七. 「戦友」をつくろう。

同期仲が良いのは、とても大切なこと。でも一歩間違うと、傷を舐めあうだけの、馴れ合いの関係になってしまう。一緒に苦労し、励ましあい、一緒に戦う。戦友。それこそ一生のタカラと言えるものだと思う。

僕にとっては現CyberX社長・小柳津。今でも二人で土日をつぶし、連徹して提案を作ったこととか、すごく覚えてるし、真面目な顔して「親友」と言える存在だったりする。そういう同期がいるのは、やっぱり幸せなんじゃねーかと思う。

心得八. 「波」を作って、乗ろう。

最初は小さな「波」でいい。その小さな「波」を創る。そして乗り切る。そして次の大きな「波」を創る。その繰り返し。最初の小さな「波」は行動と成果から生まれる。これを意識的に積み重ねる。「波」がキテル感の中毒者になる。チャンスを待つより、チャンスに変える。

「波」はたまに「向こう」から来ることがある。だから「待って」しまう。そうすると受動態で仕事をしてしまう。消極的になる。そんなスタイルを新卒の時に身につけるべきではない。新卒の時に身につけたスタイルは、その後ずっとまとわりついてくる。だから「波」を作り、乗りこなすスタイルを身につけよう。

心得九. 「できないこと」をやろう。

新卒の時は「できないこと」だらけだ。「できないこと」は嫌だ。メンドクサイ。一方「できること」をやり続けるのは楽。安心できる。ジブンの居場所があるような気がする。でも、できないことをやらない限り、できるようにはならない。

「ジブンの強み」を創っていくのは大事なこと。でも新卒の時なんてぶっちゃけ「強み」なんかない。新卒がいきなりその「強み」を発揮できるほど、会社は甘ったるい仕事をしていない。だから今自分ができること、なんて実はそんな大した価値はない。できないことをたくさんやる。そしてできる人間に一歩ずつ近づいていく。その先に「強み」を見出していく。

心得十. 「健康」の定義を変えよう。

若いうちは「健康」の定義を、「病気でない状態」としてしまう。ガムシャラにハイストレスな環境で働いても、若いうちはそこまで身体に影響が出ない・・・と考えてしまう。実際に「不健康」を経験しないと、その大切さに気づかない。そうではなく、「健康」の定義を、エネルギッシュに活動できる最高の状態、と定義し、身体と会話しよう。「健康」であることは、間違いなく強力な武器になる。

僕も新卒の時、不健康な生活ばかりしていて、でも「若いから」とタカをくくっていた時期があった。ある時、ものすごく体調を崩し、周囲のヒトにものすごい迷惑をかけた。でも馬鹿だから同じことを繰り返して繰り返して、最近やっと「健康は大切」ということがわかった。ヒトに言われてもなかなか腹に落ちないんだけど、ほんとうに大事。

心得十一. 「テーマ」を持ち、磨き上げよう。

ジブンの仕事に「テーマ」があるヒトの話は面白い。深い。「テーマ」のないヒトの話はなんか軽い。つまらない。「テーマ」を持たなくても、優秀な社員にはなれる。でも「テーマ」がないと「スター」にはなれない。「テーマ」は一朝一夕で持てるものじゃない。夢を仕事で磨き、磨き続け、意識して見出すことで持てるもの。「テーマ」を持とう。また持つだけでなく、毎日磨きをかけよう。

これも最近気づいて、重要視していること。テーマがないヒトは、ある時燃え尽きちゃったりする。けっこう、そういうヒトを多く見てきた。社長や役員、優秀な人間には、自分たちの仕事に対するテーマを持っているヒトが非常に多い。そしてそれを磨き続けてる。

以上、2011年版としてまとめてみました。11項目ですので、今月5月から毎月1項目ずつ身につけていけば、2年目になるときに11項目を全カバーできている、という塩梅。いち個人の意見ですし、諸先輩方から見れば、間違ってる部分、足りない部分もあるかも知れません。が、今僕はこう考える、ということを書留させていただきました。

ぜひ皆様の考える心得を、ご教授ください。




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