ここのところ「オープンの場で個人を批判するべきでない」「毒を吐くならクローズドな場で」といった議論がいろいろと散見されて、ふと思い出したこと。
年末に業界の皆さんと忘年会チックな飲み会をしている際に、「今年流行ったもの系」の話題になり、LINEやKakaoTalk、弊社運営のTappieなどの「グループチャット」の話題になりました。これらは代表的な「クローズドな場」の典型です。
僕らの年代以上は、facebookのグループとかを「社交」の色が強い感じで「便利だなぁ」って感覚で使ってる感が強いと思うんですけど、今の新卒以下の年齢の皆々様は本当にアプリ横断的に複数のグループに所属しながら「公」と「私」双方においてこれらのアプリを使い倒してます。
そんなこんなを話していたのですが、その場にいた某社の新入社員クンが「いやぁ、けっこうエグイこと書いてありますよ」と言って、その社の同期数人のグループを見せてもらいました。
・・・唖然、ですよ。
簡単に言うと、そこで行われていたのは「上司」「先輩」を「ネタ」にして盛り上がる新入社員の会話、しかもある程度個人が特定できる実名に近い状態での会話です(もちろんクローズドですけど)。実名×クローズドがウェブ化されるとこんなにも残酷なのか、と。
匿名×オープン、とか、実名×オープンではあまり感じられないナマナマしさとエグさ(みんなが特定できる個人とかを対象にしているとすごい)があって、ちょっとひきました。実社会の陰口、みたいなものがウェブ上にアーカイブされているようなイメージ。
ああ、これ日本をよくしないわ、と。
オープンな場で悪口を言うのって、なんかある意味堂々としてるじゃないですか。ある種の気持ちよさがある。でも陰口って陰湿でネガティブなイメージしかない(そもそも悪口だけど)。それを誰が何を言っているかアーカイブされているグループチャットはなんか恐怖だな、と。
これが実名でクローズドでフラットな関係におけるグループチャットの恐怖。もうひとつあるのは、実名×クローズド×師弟関係、いわゆる「教祖様」と「信者」構図のクローズドグループチャットです。
僕はコレに該当するようなグループに間違って参加させてもらっちゃってたんですけど、まさに宗教。十字軍効果というか、悪口の対象=共通敵になりますから、非常に宗教が生まれやすい環境が生まれます。ああ、怖い。
僕個人は比較的「毒舌」キャラですし、このあたりは他人ごとではないんですけども、個人的にはクローズドな場でのこういったやり取りはお勧めしませんし、この前facebookにも書きましたけど、そこで盛んにディスりまくっているヤツとかいたら、まぁ、人として軽蔑します。堂々と言え、と。
ちなみに後日談ですが、前述の某社新卒のグループチャットは、やっぱり酔った席でそのグループ参加者の1名がその他社員に見せてしまったらしく、恐ろしく気まづい雰囲気になったそうです。然るべき対処も取られるでしょう。
まぁ、実社会の悪口と同じく、バレるんですよね。酌量の余地はない。
グループチャットはとても便利だし、良い側面が多々あるので、こういうのがなくなるといいなぁ、と少年のような純粋無垢な淡い期待を寄せたエントリーでした。
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