Efficient Frontier、ソーシャルメディアプラットフォームの米Context Optionalを買収。



あまり話題になっていないようだけど、個人的に少し驚いたニュース。

サーチ、ディスプレイ、ソーシャル広告の入札を一元管理する統合型DSPを提供している米Efficient Frontier社が、ソーシャルメディア(特にfacebook)の管理・継続プラットフォーム(Social Marketing Suite)を提供するContext Optional社を5月4日付けで買収した、という。買収額は$50M。

Efficient Frontierは自社の管理プラットフォームにContext Optionalの持つソーシャルメディアに関する技術を統合することで、Facebookページの管理及び最適化技術の強化を目指す、とのこと。

■米Efficient Frontier社によるリリース:http://news.efrontier.com/Context-Optional

少し考えれば予想できた統合・買収。自分のアタマの足りなさを自戒しつつ、改めてこういった動きを整理したいと思います。

Efficient Frontier社は、特にサーチエンジンマーケティングに特化し、ポートフォリオ入札技術を活用してリスティング広告の自動入札サービスなどを提供してきた企業(自動入札ツールとしてのイメージが強いはず)。日本では弊社サイバーエージェントやヴィクシアさんが提携してソリューションを提供しています。 最近ではディスプレイやソーシャルアドの入札テクノロジーにも力を入れてきており、先日のad:tech San Franciscoでもその取り組みについてのプレゼンがあったようです。サーチエンジンを中心としたマーケティングサービスの提供から、ソーシャルメディア上でのマーケティング活動への領域拡大、です。

この傾向は他社でも見て取れます。同社の競合に当たるInnovation Interactiveの子会社Search Igniteも同様の動きがあり、II社は360iというソーシャルメディア上のコミュニティマネジメントに特化した子会社(日本でいうソーシャルメディアコンサルタント業に近い)も所有して、急成長を遂げています。

ウェブ解析に目を向けてみれば、Adobeに買収されたOmunitureの提供するSearch Centerもにも同様の傾向が見られますし、解析ツールSite Catalystも先日ソーシャルアナリティクス参入のニュースがありましたし、競合に当たるWebTrends社もソーシャルメディア上のアプリケーションビルダーであるTranspond社を昨年8月に買収しています。

※ちなみにTranspondを買収したことによって提供されるようになったWebtrends Appsは100 viewまでフリーでfacebookページを作成できるツールで非常に使い勝手が良いのでオススメです。

日本で言うと、SEMやウェブ解析領域とソーシャルメディア領域、この両者は相慣れないモノというイメージが強い傾向があるように思いますが、米国ではSEM/解析領域からの統合・領域拡大の傾向が強まっているように思います。

私自身も多くの広告主様とお話させて頂き感じているのは、今までのウェブマーケティングとソーシャルメディア上でのマーケティングとの効果測定上の連携と統合であり(もちろんこれだけではないですが)、その意味でもこの流れは加速していくのではないかと考えます。

従って、CO社と似通ったビジネスを展開しているInvolver、Wild Fire、BuddyMediaなどの動向には引き続き注目ですし、組織的なスキルセットと技術の強化、一方で「それ以外」に当たる領域充実にきちんと対応していきたいと思います。

しかし動きが早い。今年は大変そうです。




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